Buffalo おもいでばこ PD-1000S-L浜松市のお客様データ復旧事例

影山明生

2023年04月24日 11:19

浜松市南区のお客様より、Buffalo おもいでばこ PD-1000S-Lをお預かりし、データ復旧致しました。

Buffalo おもいでばこ PD-1000S-L故障状況・ご要望


・電源を入れた後、テレビ画面におもいでばこのロゴが映るのみで保存した写真を見ることができません。
・保存した写真の復元を含め修理は可能でしょうか?
・家族の思い出の写真や動画が数年分保存されています。なんとかデータを復旧していただきたいです。




テレビに接続して、保存した写真や動画を見ることができる、ネットワーク接続タイプのNASです。
バックアップディスクは使用されていないということでしたので、本体のハードディスクからデータ復旧が必要となります。

Buffalo おもいでばこ PD-1000S-Lデータ復旧内容のご紹介




こちらは背面の様子です。このシールの部分に隠しネジがありますので、このネジを特定して外すところから作業が始まります。



土台のテープ部分にも隠しネジがあることがありますが…この機種にはありませんでした。



内部ディスクに過度な振動を与えないように注意しつつ、プラスチックのはめ合わせを専用工具で外していきます。



じわじわと外していくと、内部の様子が見えてきました。



こちらのハードディスクにデータが格納されていますので、チェックしていきます。
大きな機械的な不具合までには至っていませんでしたが、数%のデータは破損が確認されました。
サンプルでデータを取り出した段階では、90%以上のデータは正常でしたので、まずは一安心です。



取り出したハードディスクですが、NASの場合、このままWindowsパソコンに接続してもフォーマットが違うために内部にアクセスできません。

当店の解析可能な復旧設備にて、安全にデータを取り出し、別の外付けハードディスクにデータを格納してご納品となります。


お客様の数年間に渡る大切な写真や動画を救出することができました。
ご納品時にはお客様にデータの最終確認を行っていただき、ご了承のうえでご納品となります。

一部のデータは破損があったものの、大事なものはほぼ救出できたということで、
安心のご様子でした。

おもいでばこのご相談も時々ございます。
異変を感じましたらお早目にご相談ください。
電源のオンオフなどを繰り返し試してしまいますと、内部ディスクの破損が進む可能性もございます。

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