浜松市中区のお客様より、iMac G4 20インチ 2003年モデルをお預かりし、修理致しました。
■iMac G4故障状況
・電源ボタンを押しても、画面も映らず起動しません。
お客様にお話を伺うと、14年前に購入してかなり思い出の詰まったiMac G4。 3年ほど前から電源が入らずそのままにしていたので、最悪データだけでも取り出せれば・・・ということでした。
今回は電源ユニット内部のコンデンサ交換で修理完了しました。
ところで、この2003年モデルのiMac G4。こちらもデザインが素晴らしいの一言。
半球状の土台にロジックボードや電源ユニット、ハードディスク、DVDドライブなどがギュッと詰まっています。
DVDスロットをイジェクトすると、「あっかんべー」しているように見えます
バックショットも。
■iMac G4修理内容のご紹介
それでは修理の内容をご紹介します。なかなか内部が見れない貴重な写真です。
内部はかなりホコリが溜まります。クリーニングしながら、本体を「ガバっ」と開けます。
出た~! 円形のロジックボード。丸くしようという発想がすごいですね!
DVDドライブとハードディスクを取り外しますが、かなりきつくハマっていますので、注意が必要な部分です。手先の力ではなくて、背筋を使うとうまくいきます。
電源ユニットは2つに分かれていますが、片方のユニット内のコンデンサが一部膨らみかけています。
容量をチェックするとスカスカに抜けていました。
はんだごてを握り、慎重に外します。
元通りに組み立てて、スイッチオン!
「ジャーン!」
3年ぶりに電源が入りました!
ご納品の際、お客様にとても喜んでいただけました。
購入した当時、14年前の思い出がいろいろと蘇ったようです。
修理って、機械が動くようになるだけではなくて、お客様の思い出を蘇らせる仕事でもあるんですね~